ギャンブルにインスパイアされた芸術作品

日常生活の多くの要素が、芸術作品にインスピレーションを与えるものです。例えば、サルバドール・ダリは、一切れのパンからインスピレーションを得ました。たった一切れの小さなパンが、この天才画家にインスピレーションを与えて、世界的に有名な芸術作品を描かせたのです。これは凄いことですよね?

このように、すべての芸術家はさまざまなモノからインスピレーションを得ています。過去の芸術家たちには「ミューズ」と呼ぶべき存在がいました。インスピレーションを受ける人のことをそう呼びます。サルバドール・ダリはガラ・エリュアールから、ピカソはドラ・マールから、ペトラルカはローラ・デ・ノベスからインスピレーションを得ていたそうです。つまり、いかなる種類の芸術でも、はじめは何かから着想を得なければならないのです。そこで今日は、「ギャンブル」にインスパイアされた芸術作品についてお話ししたいと思います。

まずは、文学から始めましょう。最も有名な作家のひとりであるロシアのフョードル・ドストエフスキーはギャンブル狂で、『賭博者』というタイトルの小説を書きました。ドストエフスキーは、歴史上で最も有名なギャンブラーのひとりで、大きな借金を抱えていたことから、その返済のために大急ぎで本を仕上げなければならなかったと言われています。

次に、絵画を見てみましょう。世界で最も人気の絵画のひとつに、ギャンブルから着想を得た作品があります。それはポール・セザンヌの『カード遊びをする人々』です。この作品はある時期、世界で最も高価な絵画となり、2億ドルの価値があるとみなされていました。これは絵画としては、かなり高額です。

ギャンブルにインスパイアされた画家は、セザンヌだけではありません。次にご紹介するカラヴァッジオもその一人です。この有名なバロック時代の画家は、数奇な人生を送りました。晩年をマルタ島で過ごしたそうですが、若い頃の彼は、たいへん魅力的な人物だったと言われています。しかし大のギャンブル好きで、腹を立てた男たちとの諍いが尽きなかったそうです。

次は映画です。ギャンブルやラスベガスから着想を得た映画は、文字通り100万本以上あります。ギャンブルを扱った映画をご覧になりたいのであれば、『カジノ』がおすすめです。ロバート・デ・ニーロ主演のこの有名な映画には、物事は反対側からどう見えるのかが描かれており、カジノ全般についてや、その舞台裏で何が起きているのかを知ることができます。

ギャンブルにインスパイアされたもう1本のおすすめ映画は、『ラスベガスをぶっつぶせ』です。ブラックジャックではイカサマが可能だという説は、誰もがご存知でしょう。それがこの映画の主題で、ある大学教授が優秀な数学の学生たちを集めてチームを作り、ブラックジャックでイカサマを始めるという物語となっています。

最後は、音楽です。ギャンブル好きの歌手はたくさんいますが、なかでもフランク・シナトラとレミー・キルミスターは外せません。二人とも、生前は熱狂的なギャンブラーでした。

曲でいうなら、最も有名なギャンブルソングは、エルヴィス・プレスリーの『ラスベガス万才』でしょう。ギャンブル天国のラスベガスでは、エルヴィスのような格好をしている人は多いですが、エルヴィス・プレスリーはラスベガスを象徴する存在ですから、当然のことかもしれませんね。同曲は1950年代に作曲され、大きな人気を博し、誰もがエルヴィスのようになりたいと憧れました。